2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

前世とは玉虫色 その2

今日は妹が来て、確定申告用に領収書の計算をしてくれた。
おかげで助かりました☆

ここからちょっと難しい話になるのでつまんなかったら途中でやめて下さいね♪

さてこの結果、当っていると言えば当っているが、こういったものは多分に自分の主観が含まれる。
意識しなくても自分の人生の中から符合したものを探そうと自然に思考が働いてしまうものだ。
『10歳くらいで亡くなった」というのも解釈のしようでどうにでもなってしまう。
『10歳くらい」なんだから7歳でも8歳でも、僕のように12歳でも良いわけで、「馬車に轢かれて亡くなった」部分もいかようにも解釈できてしまう。
「7歳で交通事故にあった」
「8歳で川で溺れた」
「12歳で盲腸の手術をした」
「11歳でちんこに毛が生えた」
など本人の主観で多種多様な符号点を見つけることができてしまう。
また「守護霊」の話を合体させることで「12歳で両親が離婚した」という符号点を見つけることも出来てしまう。
そう考えるとこの前世に当て嵌まる人は世の中に多数存在することになってしまう。
例えば「両親が離婚していて、7歳で交通事故のあったことのある人」だとか「11歳で階段から落ちてその後両親が離婚した人」とか…こういう経験のある人を捜し出したらいったいどれだけの数になるのか計り知れないものがある。
僕の妹だって「幼い頃に両親が離婚し、12歳の時に難病を患った兄がいる」という解釈なら符号してしまう。
というか家族構成だって馬車の車輪だって同じなんだから、妹の方がぴったりじゃん(笑
さらに「40~50歳で身体に変調」という予言めいたものでさえ、実際病気になると当っているような気もするが、「この前世の話を聞いたことによる暗示効果での変調」という可能性も浮上してくる。
霊的な暗示効果として良くあるのが「あなたは呪われてますよ」などと言われた時点でそういった暗示にかかってしまい、精神的に不安定になってしまうというもの。
『私は呪われている」と思い込むだけで注意力が散漫になり場合によっては事故などしてしまう。
そして「やっぱり呪われている」と良くも悪くも都合良く解釈してしまう。
「呪い」といったものを信じる主観が生み出した解釈だ。
こういう精神的な要因で実際身体に不調を来す場合も多分にあるわけで、このような形で人為的に発動させる暗示を「呪い」とする考えもある。

というわけで「当っているかも」という本人の主観が多様な解釈を生み出し、場合によってはこじつけのような形ででも符号点を見つけ出してしまうという構造があらかじめ成り立つようなメカニズムとなっているのである。

本人の主観、事情、感情、価値観…そういったものを外したところから客観は生み出されるもの。
客観なくして真実は見えて来ないのである。

それでは客観的に誰かに符号点を見つけてもらうと言う手はどうだろう。

ところがこれも第三者の主観が入ってしまうので客観的とは言えない。
第三者の主観によって当り外れが左右してしまうのだ。
「7歳で溺れた…10歳じゃないから外れてる」
「10歳で病気…馬車に轢かれてないから外れてる」
もちろん「11歳でちんこの毛が生えた」というのを当りとする第三者もいるはずだ。
いないか。
このように第三者の主観が入るとさらに多様な解釈が成り立ってしまい真実はより深い薮の中へ迷い込んでしまう…。

全てにおいて同じ符号点が見つかれば客観的にも事実であると判定できるのだろうが物事には誤差というものがある。
こういった霊感のようなものの統計データを取り、その誤差の許容範囲が判れば判断できるのだろうがあいにくそんな研究はなされてないだろう。
それ以前に正確なデータを取るには被験者の人生を客観的に確認する必要があるので現実的に難しいと思われる。

ではこの前世とはありもしないまやかしなのだろうか?

つづく

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

カネヤマシン

Author:カネヤマシン
エロ漫画家。
ハードコアの俊英らしいです。
小さい頃からちっちゃくて
大人になってもちっちゃいの…
そんなハードコアの俊英…

Twitter
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
FC2カウンター
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク