カネヤマシンドローム

本日「聖・姦獄学園2」が発売になりました～。
我が家にも昨日、無事に見本誌が届きました。



こんな感じで、今回の塗りはちょっとアニメっぽくなっています。

さて「聖・姦獄学園2」ですが、「聖・姦獄学園」とは名ばかりで半分以上が過去コミックXOに掲載された読み切りで構成されています。
こちらは「聖・姦獄学園」と違って原作があるわけではないので、よりカネヤマシンらしさが出ていると思います。
それでは1本づつ解説していきましょう。

「15の夏の約束」
これは収録作の中では一番古く、初出が2008年となっています。
おかげで絵が今とは全然違います。
ちょっとうるさい感じです。
しかし、内容は個人的には「聖・姦獄学園2」収録作の中で一番好きです。
言い換えれば、一番カネヤマシンらしいということです。
父親に性的虐待を受ける少女ひなた、そしてひなたに片想いの同級生・小宮山との淡い恋の物語。
改めて読み返してみると、恥ずかしながらもう小宮山クンって僕の分身ですわ。
僕の経験的なものから生まれた人間性と言いますか…そういうのがはっきり出てますね。
そして自分が描いてるにも関わらず、何度読んでも笑ってしまうシーンが…。
多分読んだ人はわかると思いますが、あのシーンは我ながらよくできました。
収録作の中で、これが一番面白かったという女子は、結婚して下さい！！

「少女仕掛けの館」
これも別の意味でカネヤマシンらしいです。
謎の館に連れて来られた少女・椿が辿る恐ろしい運命…。
このフリーキーな感じも、ホラー映画好きの僕の嗜好をよく現してます。
本当はもっとエグい感じにしたかったのですが、あまりやりすぎると読者が引くという編集の助言で、わりとおとなしめの改造となっています。
未読の方は「改造！？」って思うかもしれませんが、まぁそんな感じです。
「家畜人ヤプー」みたいにできればいいかなぁと思っていましたが、残念ながら足下にも及びませんでした。
実は最初はまったく違うお話でした。
引きこもりの青年の為に、金持ちの両親が少女を買って来て与えるという（もちろん酷い目に合わされる少女たち！）普通の陵辱系のお話でしたが、編集との打ち合わせを重ねるうちにこんなけったいな話になりました。
収録作の中で、これが一番面白かったという女子も、結婚して下さい！！

残り2本は次回の更新まで、今しばらくお待ち下さい。