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うっかり

毎年この時期になると思い出す事がある。

それは「冬は寒い」ということだ。

昨日なぞ特にその記憶が鮮明に蘇ってきたので、忘れないうちにヒーターを出しておいた。
うっかり忘れて凍死などしてしまってはご先祖様に申し訳が立たない。
その甲斐あって今日は無事生き延びる事ができた。
僕のアシスタント情報によると北海道ではもう雪が積もっているそうだ。
うっかりTシャツで外に出ようものなら、間違いなく凍死するだろう。
北海道で「うっかり」は禁物なのだ。

ヒーターといえば昔死にかけたことがあったのを思い出した。
その日は部屋の中でヒーターのスイッチを入れくつろいでいた。
多分エロ本だかなんだかを読んでいたりしたのだろう。
その時にふと気付いた。
なんだかいつもと感じが違う。
空気が薄いというか、息苦しいというか…。
かといって苦しいわけでなく、なんだか頭がぼんやり。
おかしいなと思いつつ、しばらくぼんやりしていたところ、あることを思い出した。

「ヒーター(ストーブ)は取り扱いを間違えると死ぬ」ということだ。

忘れないうちにヒーターをチェックしてみると、ヒーターの後ろにあったカーテンがファンの部分を塞いでしまっていた。
そのせいで不完全燃焼をおこし、部屋の空気が薄くなっていたのだろう。
急いでカーテンを明け、窓も開け、空気の入れ替えをしたがしばらくは頭がぼんやりしていた。
ヒーターを出していたにも関わらず、うっかり死ぬところであった。

ヒーターでもうひとつ思い出した。
昔「僕を騙した女」が遊びに来た時の事だ。
当時の僕は全体的にうっかりしていて、騙されていることに全く気付いていなかった。
「僕を騙した女」は毛布にくるまっていたのだが、寒いというのでヒーターを点けてやった。
しばらくすると何だかコゲ臭い匂いがしてきた。
あろうことか「僕を騙した女」はヒーターの温風吹き出し口を塞ぐような形で、毛布にくるまって横になっていたのだ。
僕は「危ないよ」と言って彼女をヒーターから離れさせた。
「僕を騙した女」は「えへへ」と笑った。
普通の大人なら、そんな所で毛布にくるまって寝転がることが危険だということは百も承知だろう。
にもかかわらず彼女は慌てるでもなく、小さなミスを誤摩化すかのように「えへへ」と笑った。
その時僕はまだ騙されている事に気付いてなかった上に、全体的にうっかりしていたので「気をつけないとね」と言って彼女と同じように「えへへ」と笑った。

「えへへ」じゃなかろう?
一緒に「えへへ」と笑った僕もうっかり者だ。

そんな思い出に耽りながら、今日もうっかりビーフシチューのジャガイモを煮崩れさせてしまった。


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ハードコアの俊英らしいです。
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大人になってもちっちゃいの…
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